子供達と歩いていたときのことです。
歩道のない一方通行の裏道、一列で歩いていた時、後ろから4トン車が走ってきたとお考え下さい。歩道がない道では4トン車はかなり大きく感じられます。
気配で止まり、先に行ってくれるかを様子見する。トラックが止まってしまったので、仕方なく前進する。でも、気配を感じて止まって振り返る。止まって繰り返すを3回したら、いきなりトラックが急発進し罵声を残して走り去りました。
トラック車体には社名が書いてありまして、即、104で調べてその食品会社に電話し、その道をその時間にその会社の4トン車が通るかを確認しから、責任者を呼び出して怒鳴りつけました。
これ、腹いせではないですよ(笑)
管理職時代、一番困ったのは配送担当者たちの責任感の無さなのです。製品は、胃に穴が開くほどの営業の苦労や、残業に追いまくられる現場の苦労からできているのです。そんな苦労が配送担当者の配慮の無さで瞬時に無くなることがあるのです。
トラックの車体に社名が入っていますし、社名の入ったユニフォームを着ているわけですよね。つまり、社名を、会社を背負って配達しているわけです。それが分からないなら、配送に携わる素質は無いですよね。
しかも、その車は埃にまみれていて、運転していた20代の社員は茶髪にピアスでした。食品メーカーで掃除の行き届いていないトラックは、製品の品質が悪いことを推測できますし、ピアスは工場内にはその姿で入るわけですから「異物混入」を連想させます。
もってのほかなんですね。
社員教育がなってないということなのです。
会社や団体で心しなくてはならないのが、たった一人のだらしなさや、悪意、ミスが全体影響を与えてしまうこと。それが金銭的な損害に発展することなのです。それを理解して行動できているかどうか。
これは、会社という組織で苦労をしたことの無い方には分からないと思いますが、人間として、大人と子供くらいに差が出ることなのです。
しかも、こういう人は、身内の注意ではきかない場合が多い。だから、外部から注意なんです。私の経験でも、その方が効果が上がっていました。
さて、一応怒鳴りつけるところは子供の教育上良くないと判断して、子供達から10メートルほど離れて電話をしていたのですが、電話を切った途端横から話しかけられて飛び上がりました。当然、ず〜っと聞いていた模様です。
子供達曰く
「あと何年したら、母さんみたいに他の会社を怒鳴りつけるようになれるのかな。楽しみ〜♪」
君達の、その興味津々が怖い・・・・