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評価:
鯨 統一郎
東京創元社
¥ 693
(1998-05)
コメント:裏書に「この作品がフィクションであるという保証はどこにもありません。」とあります。疑いつつも(笑)同感です。
Amazonランキング:
65549位
Amazonおすすめ度:
かなり笑える
逆転の発想!
明智光秀とイスカリオテのユダのファンは必読
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話のネタにするのにちょうどいいと思って読み始めた本ですが、著者は大量の参考文献から綿密に筋を組み立てており、
「一筋縄ではいかないぞ」と、途中からは襟を正して読みました。
特に、織田信長。『謀反の動機はなんですか』の項目。
ここでは、『織田信長は自殺したかった。だから、明智光秀に謀反を起こすように頼んだ。』という、仰天するような説について書かれています。
以前書いたと思いますが、織田信長については、信長臣下の太田牛一による伝記『信長公記』が資料として有名です。しかし、そののち、江戸時代に小説『信長記』が発売されてヒットしてしまい、史実が脚色されてしまいました。
ですから、我々がイメージとして抱いている『信長像』は、真実と違うらしいのです。
信長のほか、『悟りを開いたのはいつですが』(釈迦は悟りを開いていなかった)、本書の題名にもなっている『邪馬台国はどこですか』(邪馬台国=岩手県説)などがあります。
歴史って本当に面白いですね(*^^)v
本田先生へ
なんか、『歴史のおもちゃ箱』みたいな本です。
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