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評価:
小笠 毅,佐藤 薫
日本評論社
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(1999-08)
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遠山真学塾(とおやま しんがくじゅく)主催 小笠毅先生の本です。
数学者:遠山啓(ひらく)先生の「さんすうだいすき」をベースにしているものです。
もちろん、遠山先生のお名前を塾名に使っているのは、遠山先生に影響を受けられたからだそうです。
副題に「算数が心配な子どもと親の本」となっていますが、私はむしろ幼稚園児のお母様方にお勧めします。下手なプリント学習をやるより余程子供のためになります。
0から20までの数の概念について詳しく載っていますので、小学校入学時に陥りやすい「数の概念がわからない」を防ぐのにも良いでしょう。
特に、子どもが迷う数詞の読み方は、漢字の予習にもなります。
1は、「いち」でもあり、「いっこ」でもあり、「ひとつ」でもあります。このように、数詞の読み方はバリエーションがあるのです。また、それが「数が、または、漢字がよく分からなくなる原因」になるのですが・・・
小1二学期で漢字を習い始めた時の混乱を防ぐのにも良いでしょう。
本田先生
生徒さんに小学校低学年、または、幼稚園児がいらっしゃるなら、お役に立つ本です。