「オール イングリッシュ」の授業と聞くと、「授業のすべてを先生が英語で行う」ことと思うでしょう。
しかし、本来は
「生徒が英語を使う授業」なのです。
それがどういうわけか前者になっている。
するとどういうことが起こるかというと、
1.授業が全く理解できない →せめてクラスルームイングリッシュくらいは徹底させてから、授業に臨んでほしい。
2.会話重視となり英語が書けない →部首による意味がある漢字と違い英単語は意味のない記号の羅列なので、イメージとして意味を捉えられていない。
3.書けないだけでなく、読めない →先に先生が発話してしまい生徒は繰り返すだけなので、文字と発音が一致しない。公立中学の場合、フォニックスを完全に習得させる時間がないので、発音からスペリングを想像することができない。
4.テストで玉砕する →英語技能4部門のうち、「書く」を軽んじた結果、こうなる。
ということが起こります。
「生徒が英語を使う授業」に主眼を置いてほしい。
「自分がいかに会話できるか」のミーイズムは不要。
最近の学校、特に若手の授業をみるにつけ、こう思います。